めぐろ社協は、「目黒区社協発展・強化計画」により様々な地域福祉活動を推進していきます。
平成28年度から令和3年度の5カ年の発展・強化計画の成果と課題及び「あいネットプラン3」の理念を踏まえて、令和3年度末に 目黒区社協発展・強化計画第四次計画を策定しました。
目黒区社協発展・強化計画第四次計画の概要
1 計画の改定の趣旨
(1)計画改定の背景
- 一つの世帯に複数の課題が存在し、世代や属性を超え、これまでの支援体制では対応が困難な状況が深刻化・顕在化しています。社協を取り巻く地域社会においても、環境の変化等により、個人や世帯が抱える課題は多様化・複雑化しています。
- 目黒区による取組、地域の中で展開される様々な団体、組織、個人による活動が効果的に結びついていくための中核的な役割を担う社協が、これまでの実践をさらに発展させていくことで、区民の福祉ニーズに応えていくことが求められています。
そこで、今後の地域福祉をめぐる動向を見据え、地域福祉推進の方向性や持続可能な事業経営のあり方等を明らかにするとともに、新たな課題に対応した内容に改定します。
(2)5年後のめざす姿
- 高齢者、障害者、子ども、生活困窮者、社会的孤立やひきこもりの人などが抱える分野を超えた複合課題、コロナによる生活困窮の拡大、大規模災害などへの新たな対応が求められています。
- 社協は、コミュニティソーシャルワーク機能の強化を図り、地域包括支援センターや行政など各相談支援機関等と連携し、区民一人ひとりに寄り添って、制度の狭間や複数の生活課題により、既存事業では対応困難な事案の解決に取り組みます。
- 分野を超えて、多様化・複雑化した地域課題に対応するため、既存の福祉サービスの充実など、取組の強化を図っていきます。さらに、新型コロナが終息しないとしても、社協の事業が着実に実施できるよう、体制整備を進めます。
- 区民から頼られる社協をめざし、地域住民とともに地域の課題を把握し、地域住民がともに支え合いながら地域福祉活動を展開していけるよう、人と人、人と地域を有機的につなぐ仕組みを整備し、地域の期待に応え、誰一人取り残さない地域づくりを支援していきます。
2 基本的な考え方
(1)基本理念
区民一人ひとりをお互いに大切にする支え合いのまちづくり
(2)基本的視点
- みんなで支え合う態勢づくり
- 区民ニーズに対応した福祉サービスの実現
- 組織の経営基盤の強化
(3)基本目標
- 区民一人ひとりに寄り添った支援を行います
- 人と人、人と地域をつなぎます
- 地域の期待に応える体制づくりを目指します
3 事業の展開
- 個別課題の支援から地域に共通する課題を引き出し、住民とともに新たな支援の仕組みを作り出していくコミュニティソーシャルワークの推進に社協組織全体として取り組みます。
- 既存事業の充実・強化を幅広く図り、制度の狭間にある福祉・生活課題に対応できるよう個別支援機能を高めます。
- 継続して取り組んできた協議体運営を中心とした地域の支え合い体制整備事業との連携により、福祉の地域づくりを充実させていきます。
(1)新規事業
- コミュニティソーシャルワークと地域の支え合い体制整備事業との連携による解決力の向上
- 新たな情報化推進による事業の多様化等への取組
(2)拡充事業
- コミュニティソーシャルワークの推進
- 成年後見制度推進機関の運営
- 法人後見の拡充と市民後見人の養成
- 地域における支え合いの仕組みづくり
- 在宅福祉サービス事業の充実
- ファミリー・サポートの充実
- 小地域福祉活動拠点(地域での居場所)の充実
- ボランティア・区民活動の普及啓発と参加促進
- 災害ボランティアセンターの整備
- 社協事業活動の普及啓発
- 組織体制の強化
4 基盤整備
目黒区社協発展・強化計画第四次計画を推進していくために、つぎのような体制の整備に取り組んでいきます。
- 人材育成
- 財政基盤の確立
- 区民・関係機関との連携強化
- 計画の進行管理
目黒区社協発展・強化計画第四次計画は、こちらからご覧いただけます。
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